2010年1月28日木曜日

ヤード・ポンド法の単位換算

ただ今リオたちは、数学の授業で長さ・質量・容積の単位換算について勉強している。
単位換算っていうのは、
  1cm=□m
  1dl=□ml
  □に当てはまる数を求めましょう
という単位を変換する問題。

日本なら簡単なんだけどね、アメリカだとこれがやたらと面倒。
何が面倒かって?
日本とアメリカでは使用する単位が違うのだ。
アメリカは『ヤード・ポンド法』の国なので…。

たとえば、長さの単位はヤードを基準として、
  1インチ=1/12フィート
  1フィート=1/3ヤード
  1ヤード
  1マイル=1760ヤード
というラインナップ。
1760なんて半端な数字、なんで出てくるの?
単位換算をするためには、これを全部丸暗記するしかないのよね?

たとえば、質量の単位はポンドを基準として、
  1オンス=1/16ポンド
  1ポンド
  1クォーター=25ポンド
  1トン=2000ポンド
というラインナップ。
これも丸暗記かい??
さらに、ここで注意が必要なのは、私たちが使うトンとアメリカ人が使うトンでは重さが100kg弱違うってこと。
アメリカ人の1トンは、私たちの約900kgに相当する。
   あー、ややこしい。
   トンとトンだから混乱するのだ。
   トントンとか何とか、別の名前を付けてくれ。

たとえば、容積の単位はガロンを基準として、
  1液量オンス=1/16パイント
  1カップ=1/2パイント
  1パイント=1/2クォート
  1クォート=1/4ガロン
  1ガロン
  1バレル=31.5ガロン
というラインナップ。
これも…だよね?!
そうそう、トン同様、日本の1カップとアメリカの1カップでは容積が違う。
  日本の1カップ=200ml
  アメリカの1カップ=240ml
だからね、アメリカのゼラチンを買ってゼリーを作る場合、
  『ゼラチン1袋に水1カップを加え・・・』
と書いてあったら、水は日本の計量カップで1カップ+40ml加えないといけない。
アメリカの計量カップを使えば問題ないんだけれど、私は日本の計量カップを愛用しているから、いちいち考えなくてはいけなくてイライラする。

もう一つ言わせてもらうと・・・
単にオンス(oz)と言ったら重さの単位、液量オンス(fl oz)と言ったら容積の単位。
どっちもオンスなのに意味がまるで違うって、どーゆーこうとなのッ?!
せめて、
  水1液量オンスの重さ=1オンス
なんて相関関係が成り立っているなら、まだ許せる。
ところが、これも成り立たない(微妙にズレている)。


はぁ………何なのコレ?
私の頭が悪いだけかもしれないけれど…ヤード・ポンド法の単位には規則性というものが全く見えない。
複雑怪奇な単位だ。
基本単位の単位換算だけでも面倒でゲンナリする。
これが組立単位(速度や密度etc)になったら、どうなるんだろう?
気が狂う人が出てくるかもしれない。


日本で使っているメートル法は良かった。
  1000mm=100cm=1m=0.001km
  1000mg=1g=0.001kg=0.000001t
  1000ml=10dl=1l
たったこれだけ。
桁をずらすだけで、全て片がつく。
その上、
  水1lの重さ=1kg
だよ。

あぁ、す~~~っきり!!
簡潔明瞭!


(((アメリカもメートル法にすればいいのに)))
と、強く思った。
世界中のほとんどの国はメートル法を採用しているという事実をアメリカ人は知らないに違いない。


思うところはいろいろあれど、私たちは今アメリカにいるのだから、文句ばかり言ってはいられない。
と・り・あ・え・ず、
リオ、しっかり覚えなさいよ!
(私じゃなくてヨカッタ ^_^ エヘッ

0 件のコメント:

コメントを投稿