私が思うにアメリカの国民食と言ったら、
ハンバーガー、ホットドック、ドーナツそしてピザ
の4つではないだろうか。
今日はそのピザの話。
先日、ピザ屋さんで食事をしていたら、隣に座っているアメリカ人のお姉さんが、
「○○○ピザをお願い。
チーズ無しでね。」
と注文していた。
ウエイトレスさんは平然とその注文を受ける。
目を丸くしているのは、私一人。
?????私の聞き間違い?????
わざわざ『チーズ無し』と指定するからには、本来チーズがかかっているピザのはず。
そこからチーズを取り除くと・・・
それはもはやピザではないのではないか?
いったいいかなる料理が出てくるのか?
自分のチーズがたっぷりかかったピザにかぶりつきつつ、お隣の料理が出てくるのを待つ。
はたして、お隣のテーブルにやってきたピザは・・・チーズ無しだった。
ピザ生地の上にトマトソース、その上に野菜とハム類を乗せて焼いてある。
お行儀が悪いと知りつつも、お隣の料理をジロジロ観察してしまった。
ついでに、ピザにかぶりつくお姉さんの顔も・・・。
おいしそうに食べていた。
本人がおいしいと思うなら、それでいいのだが・・・、
私はチーズ入りのピザが好きだなぁ。
また別の日には、ピザ屋さんでこんな光景を目にした。
隣に座っていたのはアメリカ人の親子。
注文したピザ(チーズの乗っている普通のピザ)が運ばれてくると、
母親はおもむろに子供のピザのチーズ部分をベロッとはがし、
ペーパーナプキンの上に乗せて、
ギュッと握り潰す(チーズの油を絞っているのだ)。
当然、チーズは見るも無残なグジャグジャチーズ団子と化す。
それを元のピザの上に戻し、
「はい、どうぞ!」
子供は
「Nooooooo!!
ボクのピザに触るな!」
と叫ぶ。
母親は、
「でもねぇ、チーズは身体に悪いから・・・」
とか何とか子供に説明していたけど、子供は聞く耳を持たず。
ピザのお皿を抱え込んで、指一本触れさせないぞという体勢だ。
すったもんだの末、その場は母親が折れる形で収拾した模様(最後までは見ていなかったけど)。
私はつくづくこの子供が可哀想になった。
私だって、あんなグジャグジャチーズ団子ピザなんて食べたくない。
あんなものを食べるくらいなら、前述のお姉さんの『チーズ無しピザ』の方がまだマシだ。
まあ・・・何をどう食べようと本人の自由なんだけど、そこまでチーズを毛嫌いするのなら、ピザ屋さんになんて入らなければいいのに・・・と私は思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿