逆命利君とは・・・
たとえ主君の命令であっても、
主君の利益にならなければ、その命令に従うべきではない。
あえて命令に逆らってでも、
主君にとって本当に利益になることを追い求めること、
それこそ真の忠義というものだ
という意味の四字熟語。
原子力発電所への海水注水問題で揉めに揉めた先週。
たしかに注水を中断したか否かは事故の規模に大きく影響することだろうし、誰がどの段階で何と言ったかを明らかにすることは『事故状況を把握する』という観点から大事だと思う。
けど、先週の騒ぎは純粋に事故状況を把握するというよりも、政権闘争の色合いが濃くて、うんざりしていた。
言った言わないの水掛け論になりかけていたしね。
そこに登場したのが、この方、原田昌郎・福島原発所長。
政府、会社の意向に逆らって、自らの信念に基づき原発への注水を続行たという。
この人の決断が事態の悪化を防いだわけですよ。
すばらしい!
これぞ正しく逆命利君!!
ところで、原田所長ってどんな人なの?
気になったので調べてみました。
《吉田昌郎所長》
1995年 大阪府生まれ 東工大 大学院で原子核工学専攻
1979年 東京電力入社 原子力技術畑を歩む
3度にわたる福島勤務を経て、昨年同所長に就任
社内の評価は『豪快』、『親分肌』。
部下思いなので現場の信頼は厚い。
その一方で、「自信過剰」、「本店に盾つく困った奴」との評価もあり。
以上、ZAKZAKより抜粋。
気骨のある人物なのだ。
噂によると、この人を処分しようという話があるとか、ないとか。
いい加減にしてほしい!
誰がこの人を処分するんだ?!
政府か? 東電上層部か?
吉田さんを処分するようなことがあったら・・・世も末!!!
東電にも日本にも明るい未来はやってこない。
と、私は思う。
処分すべきは、この人たち(↓)でしょ?!えっ? 一人足りない?
仰せの通りです。
カンジンな人が写っていませんね。
『逆命利君』がらみで・・・
佐高信さんの20年位前の著作に『逆命利君』という本があります。
住友商事に勤めていた鈴木朗夫の洒脱にして豪快な人生を描いた本。
すっごく面白いです。
もしもあなたが『風の男 白洲次郎』(青柳恵介・著)のファンなら、絶対お勧めです。
私は両方大好き!
この2冊は愛読書としてアメリカまで運んできました。
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