2011年5月7日土曜日

東京電力賠償金の原資

東京電力が払うべき賠償金をどこから捻出するか?
新機構を設立するという案が慎重に協議されているというが、まずは東京電力自身に身を切る努力と態度を見せて欲しい。
私に言わせれば、東電は親方日の丸、生ぬる過ぎる。

東電は生ぬるいと思う理由:

① 役員報酬50%カットでは不十分。
   50%カットされても年収2000万円なんて聞いたら
   誰だって腹を立てる。
   役員報酬は避難住民に支給される賠償額と同額で十分!
   そうすれば、少しは避難している人の気持ちもわかるだろう。

② 今夏のボーナス支給とは何たることか。
   避難所には原発事故のために会社が潰れ、
   収入の道が途絶えた人がいっぱいいる。
   東電が存続するだけでもアリガタイと思ってほしい。
   (山一證券を思い出せ!)
   会社の業績が悪化したらボーナスはなくなる。
   これ当たり前。
   ついでに給料カット。
   これも当たり前。
   そうすれば『文句があるなら電気を使うな!』
   なんて言い出すバカな社員も少しは考えを改めるだろう。

③ リストラ、甘すぎる。
   一昔前の日産を思い出してみよ。
   社会問題になるほどのリストラをしたではないか。
   身を切るっていうのは、そうゆう事なんだよ。

④ まだまだ売れる資産があるのではないか。
   売れる資産は全て売って現金化し賠償に当てる。
   余分な資産を売ればいいってものではない。
   売れるものを全て売る。

   これに関しては、郷原信朗・名城大教授が
   非常に興味深い話をされている。
   『送電設備の売却』。
   電力会社は、発電、送電、配電という3つの事業を行っている。
   電気事業の自由化を前提にすると、
   送電施設の経済価値は何兆円にも上るらしい。
   東電はこの部分を新機構に譲渡し、
   新機構はここから生まれるお金を賠償に当てる。
   
   郷原教授は、
     「東電にはこれ以外にも含み資産が相当あるはずで、
      10兆円くらいの賠償原資は捻出できるはず」
   と述べている。
   (詳しくは郷原氏の語る東電の将来・・・

   もしこれが事実なら、東電が全額負担できるじゃん!


今の東電に必要なのは、丸裸になる覚悟だと思う。
現状では、そんな覚悟、微塵も感じられないんだよ!
だから腹が立つ!!

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