東京電力が払うべき賠償金をどこから捻出するか?
新機構を設立するという案が慎重に協議されているというが、まずは東京電力自身に身を切る努力と態度を見せて欲しい。
私に言わせれば、東電は親方日の丸、生ぬる過ぎる。
東電は生ぬるいと思う理由:
① 役員報酬50%カットでは不十分。
50%カットされても年収2000万円なんて聞いたら
誰だって腹を立てる。
役員報酬は避難住民に支給される賠償額と同額で十分!
そうすれば、少しは避難している人の気持ちもわかるだろう。
② 今夏のボーナス支給とは何たることか。
避難所には原発事故のために会社が潰れ、
収入の道が途絶えた人がいっぱいいる。
東電が存続するだけでもアリガタイと思ってほしい。
(山一證券を思い出せ!)
会社の業績が悪化したらボーナスはなくなる。
これ当たり前。
ついでに給料カット。
これも当たり前。
そうすれば『文句があるなら電気を使うな!』
なんて言い出すバカな社員も少しは考えを改めるだろう。
③ リストラ、甘すぎる。
一昔前の日産を思い出してみよ。
社会問題になるほどのリストラをしたではないか。
身を切るっていうのは、そうゆう事なんだよ。
④ まだまだ売れる資産があるのではないか。
売れる資産は全て売って現金化し賠償に当てる。
余分な資産を売ればいいってものではない。
売れるものを全て売る。
これに関しては、郷原信朗・名城大教授が
非常に興味深い話をされている。
『送電設備の売却』。
電力会社は、発電、送電、配電という3つの事業を行っている。
電気事業の自由化を前提にすると、
送電施設の経済価値は何兆円にも上るらしい。
東電はこの部分を新機構に譲渡し、
新機構はここから生まれるお金を賠償に当てる。
郷原教授は、
「東電にはこれ以外にも含み資産が相当あるはずで、
10兆円くらいの賠償原資は捻出できるはず」
と述べている。
(詳しくは郷原氏の語る東電の将来・・・)
もしこれが事実なら、東電が全額負担できるじゃん!
今の東電に必要なのは、丸裸になる覚悟だと思う。
現状では、そんな覚悟、微塵も感じられないんだよ!
だから腹が立つ!!
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