2011年3月4日金曜日

CMT Connecticut Mastery Test

ある日、リオがニタニタしながら学校から帰ってきた。
開口一番、
  「今日は宿題ないよ。」
と言う。
リオの学校ではほぼ毎日宿題が出されるのに・・・
  「なぜ?」
って聞いたら、
  「明日はCMTがあるから早く寝なさいって先生が言ってた。」

CMTか・・・。
CMTというのはコネチカット州の統一テストみたいなもので、毎年3月に行われます。
コネチカット州に住むの3年生(小学校3年生)から8年生(中学校の最終学年)までの生徒は全員受験しなければいけません。
うちみたいに英語が出来ない生徒であっても・・・。
科目は、Math(数学)、reading(英文読解)、writing(英作文)、一部の学年のみScience(理科)。
これらを3月1日から4週間くらいかけて少しずつ受験するようです。
今日はMath1、明日はMath2、といった具合に数学だけでも数日に分けて実施されるとか。

このCMTに対する先生方の意気込みは相当なモノです。
数週間前からCMT対策の勉強や予行練習をし、
前日には宿題がなくなり、
試験時間直前にはキャンディが配られたりします。
  脳ミソにはブドウ糖・・・だからキャンディ。
  以前、眠気防止用にガムを配ったときは、点が悪かったらしい。
  いろいろジンクスもおありのようで・・・。

なんでそんなに熱心になるのか?
それはね、CMTの結果が地域別、学校別で包み隠さず公表されてしまうから。
平たく言うと、良い学校、悪い学校が一目瞭然になってしまうんです。

この影響は計り知れません。
学校、校長、先生方の評価にもつながるでしょうし、成績の悪い学校は予算削減なんて憂き目にあう可能性もあるそうです。

さらには不動産価格にまで影響を及ぼしたりします。
学齢期の子どもを持つ家庭にとって、どの学校に通わせるかは大問題。
できるだけ良い学校に!と思うのは世の常、親の常。
良い学校の地域は人気が出て不動産価格も高騰、その逆は・・・ってことにもなるわけです。

そんな訳でCMTというのは、かなり怖いテストなんです。


個人の成績が公表されなくて本当にヨカッタ。
一人で平均点をぐーんと引き下げている我が愚息。
もし公表されたら、村八分、A級戦犯ものだもん。
個人の結果は忘れた頃に各家庭に郵送されてきます。


CMTの結果はコチラのサイトで見ることができます ↓↓。
http://solutions1.emetric.net/cmtpublic/CMTCode/Report.aspx

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