具体的には・・・ ① 燃料ペレット ウラン燃料を陶磁器(とうじき)のように固くやきかためたもので、 大部分の放射性物質はこの中に閉じこめられている。 ② 燃料被覆管 ジルコニウムという特殊な合金製の管で、ペレットの外へもれた 気体の放射性物質を外へ出さないようにしている。 ③ 原子炉圧力容器 厚さ16センチメートルある低合金製。 燃料棒からのほんのわずかな放射性物質も、 もらさないようになっている。
① 炉心損傷 燃料棒の表面を覆う金属製の被覆管が熱で傷つき、 内部の放射性物質が放出される ② 燃料ペレットの溶融 燃料棒内部にある燃料を焼き固めたペレットが溶けて崩れる ③ メルトダウン(炉心溶融) 溶けた燃料棒が原子炉下部に落ちる 今の状態は、『燃料ペレット溶融』だとか。 つまり、燃料ペレットは一部溶けているけれど、下には落ちていない、燃料棒そのものの形は崩れていない、そんな状況。