簡単に言えば・・・
半減期とは、放射性物質が放射線を出す能力(放射能)が元の半分になるまでの期間。
そう、時間の経過とともに、放射能は弱まります。
そして、放射性物質の種類によって、半減期は異なります。
『ヨウ素131の半減期は8日と短いので大丈夫。』
という話を耳にします。
本当にそうなのでしょうか?
うっかりすると『8日経てば放射能がなくなる』と勘違いしてしまいそうですが、違いますよ。
8日経っても放射能は半分にしかならないんです。
たとえば、256ベクレルのヨウ素131は、
初日 256ベクレル
8日後 128ベクレル
16日後 64ベクレル
24日後 32ベクレル
・・・・・・
といった具合に放射能を弱めていきます。
数学的に言うと、時間の経過とともに限りなくゼロに近づくけれど、永遠にゼロになることはありません。
ま、確かに、半減期が8日のヨウ素131は、半減期が24000年のプルトニウムに比べれば、ずーっとマシかもしれませんが・・・。
楽観視する気にはなれないワタシ。
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