2011年4月28日木曜日

飲料水 WHOのFAQより

WHO(世界保健機関)のFAQ(よくある質問)コーナーに、こんな記事がありました。


水道水汚染について
2011年4月8日


日本で水道水を飲んでもよいか?
• 日本で水道水を飲んでも、
 ただちに健康上のリスクが生じるわけではない。
 しかし、各地の状況は異なり、また変動したりする。
• 日本当局は状況を厳密に監視しており、
 必要に応じて水道水の摂取制限に関する助言を、
 乳児の摂取基準値設定を含め、行っている。
 放射線核種による汚染のリスクを避けるために、
 乳児が必要とする水分補給を減らすことはあってはならない。
• この緊急事態に対し日本当局が採用している基準値は、
 予防的なものである。
 現在、最も多く検出されている汚染物質は放射性ヨウ素であり、
 飲料水における対成人基準値は
 1リットル当たり300ベクレルである。
 非常に可能性の低い想定ではあるが、
 このレベルで汚染された飲料水を1年間飲み続けた場合、
 この水からの放射線が人体に及ぼす影響は、
 1年間に自然界から浴びる放射線量に等しい。
• 成人と乳児の制限指標値に照らし、
 水道水に含まれる放射線汚染物質のレベルに関する
 最新情報を持つのは地元当局であるから、
 当該地域の住民は当局のアドバイスに従うことをWHOは勧める。

水から放射線汚染を除去することはできるか?
• 通常の水処理工程により、放射線汚染物質の多くは除去できる。
 そのほか放射線汚染の凝縮を避ける手段として、
 汚染水を汚染されていない水で制御希釈することが挙げられる。
• 煮沸しても、放射性ヨウ素を除去することはできない。

以上
WHO FAQs
Japan nuclear concerns
http://www.who.int/hac/crises/jpn/faqs/en/index8.html


この記事を読んで、安心出来るか出来ないかは人それぞれだと思います。
私が気になったのは、
  『300Bq/Lで汚染された水を1年間飲み続けた場合の放射線量は
   1年間に自然界から浴びる放射線量に等しい』
  『当該地域の当局のアドバイスに従うことをWHOは勧める』
ってところ。

私たちは地上で生活をしているのだから、自然界から浴びる放射線は避けられない。
すると汚染された水を飲み続けた場合、水+自然界で通常の2倍の放射線を浴びることになる。
これって一大事でしょ?!
もしも地球上の自然界の放射線量が突然2倍になったら・・・健康被害とか大騒ぎになると思う。
  水+自然界=自然界×2
よーく考えると恐ろしい。

『当局のアドバイス』っていうのが全く信用できないところが悲しい。
不安を煽らないように、無闇に『安全安心』を連呼したり、隠し立てをしたりした結果だな。
信頼回復に必要なのは、全てを包み隠さず迅速かつ科学的かつ分かりやすく説明することだと私は思う。

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