2011年4月21日木曜日

原発 五重の壁と現状

『五重の壁』という言葉がある。
原子炉からの放射能漏れを防ぐために設けられた5つの障壁のこと。

具体的には・・・
① 燃料ペレット
   ウラン燃料を陶磁器(とうじき)のように固くやきかためたもので、
   大部分の放射性物質はこの中に閉じこめられている。

② 燃料被覆管

   ジルコニウムという特殊な合金製の管で、ペレットの外へもれた
   気体の放射性物質を外へ出さないようにしている。

③ 原子炉圧力容器

   厚さ16センチメートルある低合金製。
   燃料棒からのほんのわずかな放射性物質も、
   もらさないようになっている。

④ 原子炉格納容器
   厚さ約38ミリの鋼鉄製の巨大な容器で、
   おもな原子炉の機器を包みこんでいる。

⑤ 原子炉建屋
   
建物全体が厚さ1メートル以上の頑丈なコンクリートの
   壁でできている。
(以上 TEPCO東京電力/電気・電力辞典より抜粋)


んじゃ、現状、この五重の壁はどの程度機能しているのだろうか?
毎日新聞が分かりやすくまとめていたので、ちょいと拝借して・・・


1号機は壁1枚残すのみ。
2号機、3号機は全ての壁に破損の可能性あり。

東電自慢の『多重防護』は、あえなく崩壊した。

  東電の見積もりの甘さ。
  保安院の監督の甘さ。
  原子力委員会の指導の甘さ。

みんな考えが甘かったんだよ。
みんなが悪いんだから、みんなで力を合わせて対応してくれ!
バラバラに動いている場合ではありませんぞ!!

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