2012年1月30日月曜日

続 パスポート

これ以上はないでしょう…ってくらい準備して、日本領事館に行った私。
意気揚々、自信満々、ニッコリ笑顔で窓口に書類を提出しました。

職員さん、端から端まで書類をチェック、チェック。

…そんなに神経質に確認しなくても大丈夫だよ。
私、家で100回チェックしてきたからさ…

数分後、職員さんが書類の一点を見つめ始めました。
ジーーーッ。
目を近付けて、
ジローーーーーッ。

…ああ、やめてください。
そんなに見つめたら、申請用紙に穴が空いちゃいます。

ヒヤヒヤしながら待っていたら、職員さんが顔を上げて…

「ドリさんの写真のココ、インク染みがありますねェ。」

えっ⁉ どこどこ?

ドリの写真をよーく見たら、確かに…。
ほっぺたのど真ん中に黒い点が付いている。
よくよく見ると、かなり目立つ黒い点。

タラ~ッ。
どーしましょ。
頭の中で素早く善後策を考える私。

………………………………………
ここは、
「それ、ホクロなんですよ~。」
と言って押し切ってみるか。
でも、たとえこの場を切り抜けたとしても、入国審査のとき、
「ホクロがないから別人でしょう。」
なんてあらぬ疑いをかけられたら、厄介だなぁ。
いや、その場合は、
「つい先日、ホクロ除去手術をしましてね。」
と言えば誤魔化せるな。
うん、なんとかなる。
これで行こう!
………………………………………

即席のわりによくできた戯言を披露しようと、職員さんの目を見た途端…しぼんだ。

ダメだ。
冗談が通じるタイプではない。


ホクロ作戦がダメなら次の手…

「スミマセン。
ホクロ、いえ、染みのところ、消しゴムでゴシゴシしてもらえませんか?
もしかしたら消えるかもしれないので。」
とお願いしてみました。

職員さん、一生懸命ゴシゴシしてくれました(真面目な良い人なんです)。
が、消えません。

必死でやってくれた職員さんには申し訳ないが、よくよく考えてみると…
消しゴムでインク染みが消えるなら、当然、写真の中のドリも一緒に消えてしまうわけで、これはあまり良い手ではなかったな。


他に良い策も思いつかず、仕方ないから、
「どうしたらよいでしょうか?」
と尋ねたら、
「写真の再提出をお願いします。」
と。

…だよね。


みなさま、
パスポート申請の際は、写真に余計なホクロがついていないか、よーくご確認くださいませ。

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